NOTO 高農園について

金沢から車で90分。能登半島の中腹あたりに位置するのが能登島(のとじま)です。 高農園はこの能登島で赤土の土づくりから味にこだわる有機野菜を生産しています。

消費者に愛される野菜を。料理人に愛される野菜を。 「能登島の愛情がこもった高農園の野菜」を少しでもお伝えできたら幸いです。

高農園の始まり

高農園は親の代から事業や土地を継いだわけでもなく、 夫婦で移住して一から能登島の大地を耕し、土作りから野菜を作り始めました。

私はもともと農業とは全く関係のない仕事をしていました。 その仕事は現場監督のような農業とは縁も縁もない仕事でした。 趣味と言ったら食べ歩き。とにかく食べることに興味がありました。 休日になると必ず友人を誘って新規オープンのレストランをくまなく訪れて、 来週はこのレストランへ行こうと休日のほぼ全ては食べ歩きをしていました。

あるとき仕事で福岡県内の道の駅を管理することになりました。 今考えるとこの仕事が、農家を始めるきっかけだったかもしれません。

管理することになった道の駅では近隣の農家さんが作った野菜などを並べるコーナーがあり、 手塩をかけて作った農家さんの新鮮な野菜が並び、 それを喜んで買いに来る多くのお客さんのうれしそうな顔を毎日のように見ていました。 当時は道の駅での野菜販売というものがまだ珍しかったこともあり、 道の駅での野菜販売がとにかく人気だったのです。 この光景が農家というビジネスに興味が出るきっかけになったと思います。 農家という生き方もありかな。そう思いました。

道の駅で見た人気の野菜販売、そしてなによりグルメが好きだったということ。 この2つが私の凝り性というかグルメ精神に火をつけたのではないかと思います。 結果として前職と趣味の食べ歩きがマーケティング調査になって今につながっています。

脱サラと能登島との出会い

農家をやろう。 まずは場所を決めるというところからはじめ、 候補は大分県や福岡県、そして石川県といろいろな場所の資料を集め見学に行きましたが、 やはり最終的に縁のあるところは不思議と縁がつながるものです。 たまたま参加した農業研修のイベントで訪れたのがこの能登島なのです。 そのときに奥さんもこの能登島を訪れていて完全に「能登島に一目惚れ」だった。 やはり能登島に来るべきして来たのかなと思います。

下積み時代と能登島との縁

能登島で農業を始めよう。実はそこからがけっこう大変でした。 農業ってなかなか種を植えてから実になるまでも時間がかかるものです。 最初は芋などの根菜をたくさん育てていたのですがなかなか収入にもつながらず、 能登島の郵便配達でアルバイトなどをしながらの農業でした。

縁というものはとても不思議なもので、すべてはつながっているのかもしれません。 この郵便局でのアルバイトのときに出会った方が今の農地を準備してくれたのです。 地域の方に助けられながら地道に地道にこの能登島で野菜づくりを続けました。 能登島の方々には感謝でいっぱいです。

能登島と愛と野菜

高農園の野菜は自然農法で作られています。自然農法はいくつかの定義がありますが、 私達の考え方は農薬も化学肥料もほとんど使わない栽培方法をとっています。 大地の力、能登島のを利用して自然のまま育てることを大切にしています。 私達は能登島の方々に愛情をたくさん頂いて育てられました。

同じように私達も能登島の大地の力をかりて愛情豊に野菜を育てています。 この大好きな能登島の愛情がこもった高農園の野菜を手にしていただけると嬉しいです。

高農園の農場

能登島にある高農園の広大な大地。

能登島の赤土の大地。この土地は私達がイチから、土から育てた大切な場所です。毎年違う表情を見せてくれるのがこの赤土の大地。 トラクターで土起こしの際にどうしても納得ができないときには何度も繰り返して気持ちが収まるまで赤土と向き合っています。

トラクターで土を起こしているところ。
土作りは高農園のこだわりの一つです。
我が子のように一つ一つの野菜が愛しいのです。
多くの方に野菜の本来の味と、300品種を超える野菜の楽しさを
一つ一つこの能登島から愛情とともにお届けしています。